Column 家づくりコラム
読谷村・恩納村で注文住宅を建てる|海が近い土地の塩害対策と土地選び・費用の注意点
読谷村・恩納村で注文住宅を建てる|海が近い土地の塩害対策と土地選び・費用の注意点
2026.10.07
「読谷村や恩納村の海が見える場所で暮らしたいけれど、潮風で家が傷まないか心配」
「リゾート地の近くは土地が高いのでは?農地しか見つからないときはどうすればいい?」
沖縄への移住や、実家に近い場所へのUターンを考えている方の中には、上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。本島中部の西海岸に位置する読谷村・恩納村は、美しい海と豊かな自然が魅力のエリアです。その一方で、海に近い土地ならではの塩害や台風時の風当たり、農地や自然公園区域など土地の条件にも注意が必要です。
本記事では、読谷村・恩納村で注文住宅を建てる際の土地事情と費用の目安、海からの距離に応じた塩害対策、土地選びで確認したいポイントを解説します。記事の後半では、潮風の影響を受けやすい西海岸エリアで生涯コストを抑える、クレバリーホーム沖縄の外装の考え方もご紹介します。
海の近くでの家づくりを内地から検討している方は、オンライン相談にも対応している「クレバリーホーム」へお気軽にご相談ください。
読谷村・恩納村が家づくりの候補に選ばれる理由
まずは、2つのエリアの特徴を整理しておきましょう。
読谷村|生活利便性と自然のバランスがとれた「人口日本一の村」
読谷村は人口約4万人と、村としては全国で最も人口が多い自治体です。商業施設や学校、病院がそろい、日常生活に必要な環境が整っています。嘉手納弾薬庫地区の返還跡地では土地区画整理事業が進み、新しい住宅地や商業施設も増えています。残波岬やビーチなど、海を身近に感じられる環境も魅力です。
恩納村|海と緑に囲まれたリゾートエリア
恩納村は、西海岸沿いにリゾートホテルが立ち並ぶ観光地として知られています。海岸線の多くは沖縄海岸国定公園に含まれ、豊かな自然景観が守られています。都市部の喧騒から離れて、静かな環境で暮らしたい方や、移住後の定住先を探している方に人気のエリアです。
読谷村・恩納村の土地事情と費用の目安
両村の住宅地の公示地価(2026年)の平均は、次のとおりです。
| エリア | 住宅地の公示地価の平均 | 1㎡あたり | 前年比 |
| 読谷村 | 約25.7万円/坪 | 約7.8万円 | +4.1% |
| 恩納村 | 約12.6万円/坪 | 約3.8万円 | +10.6% |
| (参考)沖縄市 | 約27〜30万円/坪 | 約8〜9万円 | ― |
| (参考)那覇市 | 約75.5万円/坪 | 約22.8万円 | +4.7% |
※国土交通省の地価公示(2026年)をもとにした参考値です。調査地点は限られており、実際の取引価格は立地や眺望によって大きく異なります。
リゾート近接・海が見える土地は価格差が大きい
公示地価の平均は那覇市や中部の市部と比べて抑えめですが、海が見える高台やリゾート近接地、ビーチに近い土地は別荘・投資需要もあり、平均を大きく上回る価格で取引されることがあります。恩納村の公示地価は前年比で1割以上上昇しており、人気エリアでは土地探しに時間がかかることも想定しておきましょう。
返還跡地の宅地化で新しい住宅地も
読谷村では、嘉手納弾薬庫地区の返還跡地で大湾東土地区画整理事業が進み、道路や区画が整った住宅地が増えています。区画整理地は形の整った土地が多く、インフラも整備されているため、建築計画を立てやすいのがメリットです。
農地しか見つからない場合は「農地転用」が必要
読谷村・恩納村では、畑として使われている土地が売りに出ていることもあります。農地に家を建てるには、農地法にもとづく転用許可が必要です。さらに「農業振興地域の農用地区域(いわゆる青地)」に指定されている場合は、先に農用地区域からの除外手続きが必要になり、半年から1年以上かかることもあります。農地を検討する場合は、購入前に村の担当窓口で転用の可否と期間を確認しましょう。
自然公園区域・景観ルールも確認を
恩納村の海岸線沿いなど、国定公園の区域に含まれる土地では、建物の高さや色、規模などに制限がかかる場合があります。希望する家が建てられるかどうか、土地の購入前に確認しておくことが大切です。
関連記事:沖縄の土地探しで失敗しないコツは?相場・エリア・注文住宅との進め方を解説
海からの距離で変わる塩害リスク
海の近くで家を建てるなら、塩害への備えは欠かせません。
塩害は海沿いだけの問題ではない
潮風に含まれる塩分は、金属を錆びさせ、塗装を劣化させる原因になります。沖縄は四方を海に囲まれているため、海沿いはもちろん、台風の際には内陸部でも潮風を強く受けることがあります。住宅設備メーカーの中には、海岸から近い地域を「重塩害地域」、沖縄県全域を「塩害地域」として扱い、専用仕様を用意しているところもあります。
塩害を受けやすい部位
| 部位 | 起こりやすい劣化 | 対策の考え方 |
| 外壁 | 塗装の剥がれ・チョーキング・ひび割れ | 塩分や紫外線に強い外壁材を選ぶ |
| 屋根 | 金属屋根の錆、塗装の劣化 | 錆びない素材の屋根材を選ぶ |
| 金物・サッシ | 錆による強度低下・開閉不良 | 防錆処理された製品を選ぶ |
| エアコン室外機・給湯器 | 熱交換器や基板の腐食 | 重塩害対応の機種を選ぶ |
| 雨樋・手すり | 変形・腐食 | 耐久性の高い素材を選ぶ |
台風時の風当たりも考慮する
西海岸の高台や海に面した土地は、眺望がよい反面、台風の暴風を直接受けやすくなります。周囲に建物や樹木がない土地では、屋根の飛散対策や窓の耐風圧性能、シャッターの有無など、風への備えを手厚くしておきましょう。
関連記事:塩害から家を守る!沖縄の沿岸部でも安心な住宅選びとメンテナンスのコツ
読谷村・恩納村で土地を選ぶときのチェックポイント
海が近いエリアで土地を選ぶときは、次の点も確認しておきましょう。
- 海からの距離と、間に建物や樹木などの風よけがあるか
- 高台か低地か(低地は高潮・浸水、高台は風当たりに注意)
- ハザードマップで津波・高潮・土砂災害の想定区域に入っていないか
- 農地・自然公園区域など、建築の制限がかかる土地ではないか
- 上下水道が整備されているか、引き込みに費用がかかるか
- 通勤先や那覇空港、日常の買い物先までの移動時間
とくに内地から移住する方は、観光で訪れたときの印象だけで土地を決めないことが大切です。平日の生活動線や、台風シーズンの風の吹き方なども、現地の不動産会社や建築会社に確認しておくと安心です。
西海岸エリアこそ外装の耐久性が生涯コストを左右する
海の近くで暮らす家は、建てたときの費用だけでなく、住み続けるためのメンテナンス費まで含めて考えることが大切です。
塗装外壁は塗り替えの周期が短くなりやすい
一般的な塗装仕上げの外壁は、10〜15年ごとの塗り替えが目安とされています。潮風や強い紫外線を受ける海沿いの土地では、劣化が早まり、周期が短くなることもあります。塗り替えには足場代を含めて1回100万円を超えることも多く、30年間で数百万円の差になる可能性があります。
| 比較項目 | 塗装仕上げの外壁 | 外壁タイル |
| 塗り替え | 10〜15年ごとに必要 | 基本的に不要 |
| 30年間の外壁の塗装費の目安 | 約200〜450万円(2〜3回) | ほぼかからない |
| 塩害・紫外線への強さ | 劣化・退色が進みやすい | 劣化・退色がほとんどない |
| 必要なメンテナンス | 塗装・シーリングの打ち替え | 目地・シーリングなどの定期点検 |
※費用は延床35坪前後の住宅を想定した一般的な目安です。建物の形状や劣化状況によって変わります。
潮風に強いクレバリーホーム沖縄の外装と構造
クレバリーホーム沖縄では、海に近い土地でも長く安心して暮らせるよう、外装から構造まで塩害に配慮した仕様を採用しています。
磁器質タイルによる「外壁総タイル」
クレバリーホームの家は、外壁の全面にタイルを張る「外壁総タイル」を標準仕様としています。採用している磁器質タイルは、分子が緊密に結合しているため水をほとんど浸透させず、土や石を焼き固めた自然素材なので、紫外線や潮風による劣化・変色もほとんどありません。表面には親水機能があり、汚れが付きにくく、付着した汚れも雨と一緒に流れ落ちやすいのが特長です。
ツメで抑え込み、強風時の飛散を防ぐ陶器瓦
屋根には、塩害に強く、塗り替えや葺き替えの手間・費用がほとんどかからない陶器瓦を採用しています。瓦の切り込み部にツメをかけて抑え込む工法で、強風時の瓦の飛散を防止します。台風対策パッケージでは、瓦の固定を釘からビスへ強化し、沖縄の基準風速46m/sに対応した屋根仕様としています。
構造をつなぐ金物にも防錆処理
梁や柱を結合するHSS金物には、沿岸部でも錆びにくい「カチオン電着塗装」を施しています。外から見える部分だけでなく、建物の躯体そのものも塩害に強い構造です。さらに、塩害対策金物や強化ガラスなどを、建築エリアに合わせて台風対策パッケージに追加することもできます。
外壁通気工法で壁内の湿気も排出
外壁と断熱材の間に通気層を設ける「外壁通気工法」と、透湿・防水・遮熱シートを組み合わせ、壁の中にこもりやすい湿気を外へ逃がします。海に近く湿度の高い環境でも、構造材を健やかに保つための工夫です。
読谷村・恩納村の家づくりでよくある質問
読谷村・恩納村での家づくりについて、よく寄せられる質問をまとめました。
読谷村や恩納村でもクレバリーホームで建てられますか?
クレバリーホーム泡瀬店・那覇店は、沖縄本島を施工エリアとしています(離島は対象外)。読谷村・恩納村での建築についても、まずはお気軽にご相談ください。
海の目の前の土地でも木造住宅は建てられますか?
塩害・台風への対策が施された仕様であれば、海に近い土地でも木造住宅を建てることは可能です。ただし、土地ごとに風当たりや潮風の影響は異なるため、敷地の条件を確認したうえで、必要な対策を検討することが大切です。
農地を買ってから相談しても大丈夫ですか?
農地転用の許可が下りない場合や、手続きに想定以上の時間がかかる場合もあるため、購入前の段階でご相談いただくのがおすすめです。建物の計画とあわせて、スケジュールや総額の見通しを立てておきましょう。
読谷村・恩納村で注文住宅を建てるならクレバリーホームへ
読谷村・恩納村は、海と自然に囲まれた暮らしが叶う一方で、塩害や台風時の風当たり、農地転用や自然公園区域といった土地の条件に注意が必要なエリアです。土地を選ぶときは、価格や眺望だけでなく、海からの距離や建築の制限、将来のメンテナンス費まで含めて判断することが大切です。
クレバリーホーム沖縄では、磁器質タイルの外壁総タイルや陶器瓦、防錆処理を施した構造金物など、潮風に強い仕様で海の近くの暮らしを支えます。泡瀬店(沖縄市)・那覇店(那覇市)の2拠点に加え、オンライン相談にも対応していますので、内地にお住まいの方もお気軽にご相談ください。
家づくりの具体的なイメージを膨らませたい方は、資料請求・モデルハウス見学・オンライン相談をご活用ください。
