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ZEH(ゼッチ)とは?沖縄で建てる4つのメリットや利用できる助成金、注意点を解説
ZEH(ゼッチ)とは?沖縄で建てる4つのメリットや利用できる助成金、注意点を解説
2025.10.24

「沖縄でZEH(ゼッチ)住宅を建てるメリットを知りたい」
「沖縄でZEH(ゼッチ)対応のハウスメーカーはどう選べばいいのだろうか」
沖縄での家づくりを考えている方の中には、ZEH(ゼッチ)住宅について、上記のような関心を持っている方がいることでしょう。
ZEH住宅は、高い省エネ性能とエネルギーを生み出す仕組みを備えた、環境にも家計にもやさしい住宅です。特に。高温多湿で台風も多い沖縄の気候において、ZEH住宅は多くの利点をもたらします。
本記事では、ZEHの基本的な仕組みや沖縄でZEH住宅を建てるメリット、利用可能な補助金制度、そして建設前に知っておくべき注意点まで、わかりやすく解説していきます。
これから沖縄で快適かつ経済的なZEH住宅の建設を検討している方は、ぜひクレバリーホームへご相談ください。
ZEH(ゼッチ)とは?

ZEH(ゼッチ)とは、「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の頭文字をとった言葉です。日本語に直訳すると「実質的なエネルギー消費量がゼロの家」を意味します。
この仕組みは、家庭で使用するエネルギー量と、自宅で生み出すエネルギー量が「実質的にゼロ」またはそれ以下になることを目指す住宅の考え方です。
具体的には、以下の3つの要素を組み合わせて実現します。
- 住まいの断熱性を向上させる(断熱):高性能な断熱材や窓を使用し、外の暑さや寒さの影響を受けにくくする
- 効率的な設備を導入する(省エネ):LED照明や高効率エアコン、エコキュートなど、少ないエネルギーで動く設備を使う
- エネルギーを創り出す(創エネ):太陽光発電システムなどを設置し、家庭で使う電気を自宅で生み出す
上記の取り組みにより、年間のエネルギー消費量を大幅に削減し、結果として光熱費の節約になるだけでなく、CO2排出量を減らし環境保護にも貢献する住宅です。
ZEH(ゼッチ)の種類

ZEH(ゼッチ)には、エネルギー消費量の削減割合や導入する設備、建設される地域に応じて、いくつかの種類があります。
どの基準を満たすかによって、受けられる補助金などが変わる場合があります。また、主に以下の5つの種類に分類されています。
| 種類 | 主な定義 |
| ZEH | ・高い断熱性能と省エネ設備で、一次エネルギー消費量を20%以上削減 ・太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入 ・上記を合わせ、一次エネルギー消費量を100%以上削減 |
| ZEH+(ゼッチ・プラス) | ・ZEHの基準を満たした上で、さらに高い省エネ性能を実現 ・一次エネルギー消費量を25%以上削減 ・加えて、高度なエネルギー管理システム(HEMS)など先進技術を導入 |
| Nearly ZEH(ニアリー・ゼッチ) | ・ZEHの断熱・省エネ基準(20%以上削減)を満たす ・再生可能エネルギーを合わせ、一次エネルギー消費量を75%以上100%未満削減 ・寒冷地、低日射地域、多雪地域などが対象 |
| Nearly ZEH+(ニアリー・ゼッチ・プラス) | ・Nearly ZEHの基準を満たした上で、さらに高い省エネ性能を実現 ・一次エネルギー消費量を25%以上削減 ・加えて、先進技術を導入 |
| ZEH Oriented(ゼッチ・オリエンテッド) | ・高い断熱性能と省エネ設備(一次エネルギー消費量20%以上削減)を満たす ・再生可能エネルギー(創エネ)の導入義務がない ・都市部の狭小地や多雪地域など、太陽光発電の設置が物理的に難しい地域が対象 |
このように、ZEHと一口に言っても、目指す省エネレベルや地域の特性によって細かく分けられています。
沖縄でZEH(ゼッチ)住宅を建てる4つのメリット

沖縄でZEH(ゼッチ)住宅を建てるメリットは、主に以下の4つです。
- 光熱費を削減することができる
- 災害時でも最低限の電力を供給できる
- 住宅ローンの金利が安くなる
- ZEH(ゼッチ)関連の補助金や助成金を受けられる
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
光熱費を削減することができる
沖縄でZEH住宅を建てる大きなメリットは、光熱費を削減できることです。
沖縄は1年を通して高温多湿な気候が続くため、冷房の使用期間が長くなる傾向にあります。そして、ZEH住宅は断熱性が非常に高いため、外の暑さが室内に伝わりにくく、室内の冷気も外に逃げにくい構造になっています。
沖縄でZEH住宅に住むことで、夏場の暑い時期でもエアコンが効率良く効き、設定温度を必要以上に下げなくても快適な室温を保ちやすくすることが可能です。また、冬場に暖房器具を使用する際も、その熱が外へ漏れにくいため、エアコンやヒーターの使用時間を短くできます。
災害時でも最低限の電力を供給できる
災害時でも最低限の電力を供給できる安心感は、沖縄で暮らす上で重要なメリットの1つです。
沖縄県は、台風が頻繁に接近・上陸する地域であり、台風による強風や飛来物で電線が切断され、停電が発生しやすい環境にあります。
ZEH住宅の多くは、太陽光発電システムと蓄電池を導入しています。停電が発生した場合でも、日中に太陽光発電で生み出した電力や、あらかじめ蓄電池に貯めておいた電力の利用が可能です。そのため、照明やスマートフォンの充電、最低限の家電製品などを動かせます。
さらに、エコキュートのような貯湯式の給湯器を設置していれば、断水が起きた場合でもタンク内の温水や水を、シャワーや生活用水(飲用以外)として一時的に使用できます。
住宅ローンの金利が安くなる
ZEH住宅を建てることで、住宅ローンの金利優遇を受けられる場合があります。
環境性能の高い住宅の普及を後押しするため、多くの金融機関がZEH水準の省エネ住宅に対して、特別な金利プランを提供し始めました。また、沖縄県内でも、「沖縄銀行」や「琉球銀行」などの金融機関が、ZEH住宅の取得者を対象とした金利優遇制度を設けています。
一般的な住宅ローンと比較して低い金利が適用されるため、月々の返済負担やローンの総支払額を抑える助けになります。住宅建設時の初期コストは高くなる傾向がありますが、このような金利優遇を利用することで、長期的な資金計画の負担を減らすことが可能です。
参考:ZEH対象住宅ローン | 沖縄銀行 おきぷら|沖縄銀行
ZEH(ゼッチ)関連の補助金や助成金を受けられる
ZEH住宅を建てることで、国や自治体が実施する補助金や助成金制度を利用できる可能性があります。
これは脱炭素社会の実現に向けて、政府が省エネルギー性能の高い住宅の普及を推進しているためです。また、住宅ローンの金利優遇とあわせてこれらの制度を活用することで、高性能な設備や太陽光発電システムの導入にかかる初期費用の一部を補えます。
ただ、補助金や助成金にはそれぞれ詳細な要件が定められており、申請の時期や手続きも複雑な場合があります。また、制度ごとに予算の上限が決められているため、申請のタイミングによっては受付が終了していることを考慮しておきましょう。
ZEH住宅の建設を具体的に進める際は、早めにハウスメーカーや工務店に相談し、利用できる制度がないか確認することがおすすめです。
ZEH(ゼッチ)住宅を建てて利用できる補助金2選

ZEH(ゼッチ)住宅を建てて利用できる補助金は、主に以下の2つです。
- 子育てグリーン住宅支援事業
- 戸建て住宅・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業
それぞれの制度の概要を見ていきましょう。
子育てグリーン住宅支援事業
「子育てグリーン住宅支援事業」は、国土交通省が管轄する制度です。
この事業は、特に子育て世帯や若者夫婦世帯が、高い省エネ性能を持つZEH住宅を取得することを経済的にサポートするために設けられています。
主な特徴は、ZEH住宅を新築で建てる場合だけでなく、既存の住宅をZEH水準へリフォームする場合も対象になる点です。ただ、新築とリフォームでは、対象となる世帯の条件、住宅に求められる性能の要件、そして交付される補助金の額が異なります。
これから沖縄で住宅を建てる、またはリフォームを検討している子育て世帯や若者夫婦世帯の方は、自分が要件に当てはまるか確認してみる価値がある制度です。
戸建て住宅・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業
「戸建て住宅・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業」は、主に環境省や経済産業省が連携して推進する制度です。
この事業は、戸建住宅や集合住宅のZEH化、つまり省CO2化を支援することを目的としています。また、新築する住宅がどのZEH基準を満たすかによって、受けられる補助金の額が変わってきます。
例えば、「ZEH」の基準を目指す住宅を新築する場合、1戸あたり55万円の定額補助が設定され、「ZEH+」や「Nearly ZEH+」などの、より高い省エネ基準や先進設備を導入する住宅を目指す場合は、1戸あたり100万円の定額補助を受けることが可能です。
参考:戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等支援事業 (経済産業省・国土交通省連携事業)|環境省
沖縄でZEH(ゼッチ)住宅を建てる2つの注意点

沖縄でZEH(ゼッチ)住宅を建てる際の注意点は、主に以下の2つです。
- 建築・導入コストが高い
- メンテナンス・修理費用がかかる
上記の注意点について、事前に理解を深めておきましょう。
建築・導入コストが高い
沖縄でZEH住宅を建てる際の最初の注意点は、導入コストが一般的な住宅に比べて高くなることです。
ZEH基準を満たすためには、高性能な断熱材、高効率なエアコンや給湯器、そして太陽光発電システムや蓄電池といった再生可能エネルギー設備を導入する必要があります。
これらの高性能な建材や設備は、標準的なものよりも価格が高くなります。また、ZEH基準をクリアするための専門的な施工技術も求められるため、建築工事にかかる費用も高くなることを考慮しておくことが大切です。
さらに、沖縄は全国的に見ても土地の価格が高い傾向にあるため、土地の購入から新築住宅を建てる場合は、建物と土地を合わせた総予算に注意が必要です。
関連記事:沖縄で注文住宅の費用相場を解説!予算オーバーにならない注文住宅の進め方
メンテナンス・修理費用がかかる
ZEH住宅は、建てて終わりではありません。導入時のコストだけでなく、将来的にかかるメンテナンスや修理の費用も考慮しておく必要があります。
特に、太陽光発電システムや蓄電池、エコキュートなどの設備は、その性能を維持するために定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。これらの設備は精密機器でもあるため、長期間使用するうちに部品の交換や修理が必要になることもあります。
さらに、沖縄特有の事情として、台風のリスクが挙げられます。非常に強い風や飛来物によって、屋根に設置した太陽光パネルが破損する可能性もゼロではありません。
そのため、万が一の破損に備え、修理費用も予算計画に含めておくか、火災保険などでカバーできるかを確認しておくことが大切です。
沖縄でZEH(ゼッチ)対応のハウスメーカーを選ぶ方法

沖縄でZEH(ゼッチ)住宅の建設を成功させるためには、信頼できるハウスメーカーや工務店を選ぶことが非常に重要です。
ZEH住宅は専門的な知識と技術を要するため、どの会社に依頼するかによって住宅の性能や満足度が大きく変わってきます。
ハウスメーカーを選ぶ際は、主に下記のポイントを確認するとよいでしょう。
- ZEH住宅の施工実績が豊富か確認する
- ハウスメーカーで取り扱うZEH商品の特徴や性能を確認する
- アフターメンテナンスや定期点検を実施してくれるか確認する
これから沖縄でZEH対応のハウスメーカーを選ぶ際は、上記のポイントを考慮し、複数の会社を比較検討することが大切です。
移住支援金制度について

将来的に沖縄へ移住してZEH住宅を建てたいと考えている方にとって、沖縄県が提供している移住支援金制度は知っておくと役立つ情報です。
この制度は、東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)から沖縄県の特定の市町村へ移り住む人々を経済的に応援するものです。
令和7年度(2025年度)においては、伊江村、国頭村、本部町が対象市町村となっています。
支給される金額は、一人暮らし(単身)の場合は60万円、家族(世帯)で移住する場合は100万円です。さらに、18歳未満の子どもがいる世帯には、子ども一人につき最大100万円が追加で支給されます。
この制度は、移住に伴う初期費用や生活の立ち上げを助けるものです。将来的に沖縄で暮らしたいと考えている中学生やそのご家族にとって、このような経済的なサポートがあることは、計画を立てる上での一つの安心材料になるでしょう。
参考:【東京圏から移住をお考えの皆様へ】移住支援金制度のご案内
沖縄でZEH(ゼッチ)住宅を建てたいなら「クレバリーホーム」に相談しよう!

本記事では、ZEH(ゼッチ)の基本的な知識から沖縄でZEH住宅を建てるメリット、利用できる補助金、そして注意点について解説しました。
沖縄の気候において、ZEH住宅は光熱費の削減や台風などの災害対策として大きな強みを発揮します。また、住宅ローンの金利優遇や国からの補助金制度を利用することで、経済的な負担を軽くすることも可能です。
ただ、導入時にかかる初期コストや、太陽光発電システムなどの将来的なメンテナンス・修理費用もふまえて、総合的に検討することが大切です。
「沖縄で高性能なZEH住宅を建てたい」
「信頼できるハウスメーカーに相談したい」
そのようにお考えなら、ぜひ「クレバリーホーム」にご相談ください。クレバリーホームは、ZEH基準に対応した高品質な住宅づくりで豊富な実績を持っています。
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