Column 家づくりコラム

沖縄で二世帯住宅を建てよう!プライバシーと交流を重視した間取りのコツ
沖縄で二世帯住宅を建てよう!プライバシーと交流を重視した間取りのコツ
2025.09.03
沖縄は日本の中でも有数のリゾート地として知られています。1年を通して温暖な気候のため、過ごしやすく家族連れや友人同士などの観光客が訪れます。
沖縄には「ゆいまーる」精神があります。これは助け合いの精神で、血縁関係だけではなく地域社会全体で互いに支え合う文化です。
今回は沖縄で二世帯住宅を建てるメリット、デメリットをご紹介します。二世帯住宅を「ゆいまーる」精神を持った生活は大切ですが、プライバシーなどには気をつけたいところなので、詳しく解説していきます。
クレバリーホームでは、沖縄で数多くの二世帯住宅を手がけた実績のあるハウスメーカーです。また、間取りや親族との住み分けなどもお客様の要望に合わせて提案してくれます。
二世帯住宅をお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
沖縄の二世帯住宅のおける3種類の間取り

沖縄で二世帯住宅を建てようと思った時、時間をかけて考えなければいけないのは間取りです。家の中で世帯をどのように分けるか、住む人全員の意見を取り入れた間取りにするのは、かなり難しいものでしょう。
- 完全分離型
- 部分共有型
- 縦割り・横割り
二世帯住宅の代表的な世帯の分け方を解説するので、参考にしてください。
完全分離型
二世帯住宅の完全分離型とは、親世代と子世代が同じ住宅に住んでいますが、それぞれの生活空間が完全に独立している型です。
個々の自室はもちろん、玄関、キッチン、バス、トイレなどすべての生活設備が世帯ごとに設けられています。イメージとしては、1つの屋根の下に2つの住宅があるような構造です。
世帯間や個人間の仲が悪いわけではないが、お互いのプライバシーを守りたい方々におすすめの間取りです。
また、同じ空間に一緒にいると気まずい方々にもおすすめです。
部分共有型
部分共有型の二世帯住宅とは、その名の通り生活に関わる一部を共有する型の間取りです。
個々の自室は用意されていますが、玄関、キッチン、バス、トイレなどの生活設備の一部が共有されています。
完全分離型と違い、共有スペースがあるので世帯間で顔を合わせる機会が自然と増えます。1つ屋根の下で一緒に住んでいるので、少しでもコミュニケーションを取りたい方々におすすめです。
またキッチンなどが共有のため、一緒に料理や掃除を行えるのも部分共有型ならではです。
縦割り・横割り
二世帯住宅の間取りの種類に、縦割りと横割りが存在します。
縦割りの間取りは、居住空間を左右に分ける間取りです。横割りの間取りは、居住空間を上下に分ける間取りです。
二世帯住宅の間取りを決める上で、どちらの間取りを選ぶのかは自由ですが、考えなしに選んでしまうと、世帯間のトラブルのもとになってしまいます。
縦割りでも横割りでもどちらも注意点があるので、おすすめを決めることができません。しかし、実際にあった後悔は音の問題です。
よく話し合って、注意点を踏まえた上で検討しましょう。
【間取り別】沖縄の二世帯住宅のメリット

二世帯住宅を建てたことのメリットを、完全分離型と部分分離型の2つに分けてご紹介します。
- 完全分離型のメリット
- 部分共有型のメリット
それぞれの特徴に合うメリットが存在するので、参考にしていただけたらと思います。
完全分離型のメリット
完全分離型のメリットは、何といっても世帯が完全に独立していることです。独立しているからこそのメリットを解説しているので、具体的にみていきましょう。
- プライバシーが確保されている
- 空いたスペースを賃貸にできる
プライバシーが確保されている
完全に独立しているので、個人のプライバシーが確保されています。家族とのプライバシーは仕方ないかもしれませんが、親族である世帯とはしっかりと確保したいところだと思います。
子どもが成長して、周囲の目やプライバシーに敏感に反応するようになっても、親族世帯と分離してあるので気にする心配がなくなります。
プライバシー問題は繊細で、親族間でも思っていることが変わってくるので、慎重に検討しましょう。
空いたスペースを賃貸にできる
完全分離型ではどちらかの世帯が家を空けた時に、その場所を賃貸として貸し出すことが可能です。
空けた状態ですと、誰も住んでいないのにその分の家賃も払わなければならないので、負担が大きいです。
キッチン、バス、トイレなどの生活設備を世帯ごとに用意しておいたことで、スペースの有効活用ができるようになっています。
賃貸として副収入を得られるので、将来を視野に入れた間取りを考えてみるのもよいのではないでしょうか。
部分共有型のメリット
部分共有型のメリットをご紹介します。部分共有型は完全分離型と異なり、一緒に食事したりするので、世帯間のコミュニケーションが増えてきます。
- 適度なコミュニケーションが取れる
- 建築費用を抑えられる
適度なコミュニケーションが取れる
部分共有型は適度にコミュニケーションする機会が増えるため、家族や親族との交流を楽しめます。
完全分離型と違って部分共有型は、リビング、キッチンやトイレなどを共有するため、自然に顔を合わせる機会が増えてきます。
例えば、一緒に料理を作って食事をしたり、リビングでテレビを見たり、共有している空間でコミュニケーションを取ることが可能です。
適度な交流なので、世帯間の関係も良好なものになるでしょう。
建築費用を抑えられる
部分共有型は完全分離型と比べて、生活設備が1つに集約される分、建築費用が安くなります。
また、キッチンやバス、トイレまで続く廊下などの床面積も狭くなるため、大幅なコストダウンが考えられます。
生活設備が少なくなったり、床面積が狭くなれば、必然的に住宅自体の大きさも小さくなり、住宅の土地も狭い面積で十分です。
予算が少ないが、二世帯住宅を検討しているのなら部分共有型を検討してみましょう。
【間取り別】二世帯住宅のデメリット

二世帯住宅のメリットを解説してきましたが、デメリットも2つに分けてご紹介します。
- 完全分離型のデメリット
- 部分共有型のデメリット
今回も完全分離型と部分共有型の2つに分けて解説していきます。
完全分離型のデメリット
完全分離型の特徴として、1つ屋根の下に住んでいるが、住宅が2つ入っていて建物が大きいことが挙げられます。大きい家に住めるのはうれしい反面、費用面が心配になります。
- 建築費用が高い
- 広い土地が必要になる可能性がある
建築費用が高い
完全分離型の二世帯住宅は、とにかく大きい住宅になってしまうので、建築費用が高くなります。建物のボリュームが大きくなる分、広い土地も必要になってくるので、土地探しも一苦労です。
また、完全分離型でも平家にしてしまうともっと広い土地が必要になるので注意しましょう。
建築費用と土地の大きさを考えると、2階建てや3階建てを選んだ方が土地の広さの制約がなくなり、費用も抑えられます。
広い土地が必要になる可能性がある
二世帯住宅は2つの住宅空間が共存しているため、その分広い土地が必要になります。
2階建てや3階建てを選択すれば、広い土地を必要としない二世帯住宅を建てることは可能です。しかしその場合、階段を設置しなければならないため親世帯の負担が大きいです。
親世帯の負担を考えると、平家を選択するのが無難でしょう。
親世帯の負担が少ない方を選ぶか、費用を抑える方を選ぶか、二世帯住宅に住む当事者間で十分話し合う必要があります。
部分共有型のデメリット
部分共有がたのデメリットは何があるのでしょうか。部分共有している点がデメリットになることが多いので、完全分離型とはまた違ったデメリットがあるでしょう。
- 共有部のルールを守らなければならない
- プライバシーを確保しづらい
共有部のルールを守らなければならない
完全分離型なら発生しないデメリットとして、共有部のデメリットがあります。
生活設備の一部を共有しているため、親世帯と子世帯の両者が生活設備を利用します。使用する人数が多い分、こだわりや譲れない部分が発生するはずです。
トイレを流す時は蓋をしたり、お風呂に入る順番、テレビの音量などルールはさまざま考えられます。大人数で使用するからこそ、住む人全員が快適に過ごせるルール作りが大切になるでしょう。
プライバシーを確保しづらい
完全分離型の時は、プライベート空間の近くにいるのは家族だけでした。しかし、部分共有型は別世帯が近くにいます。
プライベート空間の近くにいる人が多い分、プライバシーの確保が難しくなります。特に、年頃の年齢になるとこのプライバシー問題が重要になってくるので、十分な対策が必要です。
移住支援金制度について

沖縄県が提供している移住支援金制度は、東京圏から沖縄県の特定の市町村(令和7年度は伊江村、国頭村、本部町)に移り住む人を応援するものです。
これは、東京23区に住んでいるか通勤している人が、沖縄で条件に合う仕事に就いたり、自分で会社を始めたりするともらえるお金のことです。
もらえる金額は、一人暮らしなら60万円、家族となら100万円で、18歳未満の子どもがいる場合は、一人につき最大100万円が追加でもらえます。
この制度を利用するには、いくつかの条件を満たす必要がありますが、将来的に沖縄で暮らしたい中学生やその家族にとって、経済的な助けになる制度です。移住支援金をもっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
【東京圏から移住をお考えの皆様へ】移住支援金制度のご案内
まとめ|沖縄で二世帯住宅を建てるならクレバリーホームがおすすめ

今回は沖縄の二世帯住宅の間取りと各間取りのメリット、デメリットをご紹介しました。沖縄に二世帯住宅を建てる時は、この記事を参考にしていただき、住む人全員で十分な検討をしていただけたらと思います。
二世帯住宅は建物が大きくなってしまい、費用面で大変苦労すると思います。
しかし、親世帯からすれば子世帯のサポート受けられたり、子世帯は子どもの面倒を親世帯がみてくれるなど、二世帯だからこその手厚いサポートや助け合いが可能です。
クレバリーホームでは、沖縄の自然災害に強く、高温多湿な気候でも快適に過ごせる住宅を提供しています。また、二世帯住宅に関する実績も豊富で、お客様の要望に合う間取りの提案もしてくれるので、ぜひ一度ご相談いただければと思います。