Column 家づくりコラム

【沖縄の狭小住宅】完全ガイド!土地探しから間取り、費用まで徹底解説
【沖縄の狭小住宅】完全ガイド!土地探しから間取り、費用まで徹底解説
2025.07.30
狭小住宅は過ごしにくいイメージから、前向きに検討できない方も多いでしょう。しかし、狭小住宅はコンパクトに納まっているからこその魅力があり、間取りを工夫すればデメリットを感じさせない快適な住宅にもなり得ます。
今回は沖縄で狭小住宅を建てるメリット・デメリットや快適に過ごせる間取りを解説していきます。具体的な費用も合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
クレバリーホームでは沖縄の風土を活かした狭小住宅をご提供しています。ぜひお気軽にご相談ください。
目次
沖縄の狭小住宅のメリット3選

狭小住宅はデメリットばかりに目が行きがちですが、ならではの魅力もあります。ここでは、沖縄の狭小住宅のメリットを3つご紹介します。
- 費用が安い
- 好きな場所を選べる
- 家族との距離が近くなる
メリットを最大限に活かした過ごしやすい家づくりのためにも、まずはどのような魅力があるか押さえておきましょう。
費用が安い
狭小住宅の大きなメリットは、費用を安く抑えられる点です。限られた土地にコンパクトな建物を建築するため、土地購入費、材料費、さらには固定資産税や修繕維持費まで安く済む場合が多いです。
土地代を抑えられれば間取りや設備に費用をかけられるため、自由に家を設計しやすくなります。
以下に15〜20坪の土地に60平方メートルの狭小住宅を建てる場合の費用目安をまとめました。
土地代:1,500万〜2,000万円(15〜20坪×坪単価100万円※1)建設費:約2,300万円(70平方メートル×33.1万円※2) 全体費用:3,800万〜4,300万円 |
※2 フラット35利用者調査 2023年集計表 注文住宅 第15表 1平方メートルあたり建設費
上記は近年地価の上昇が著しい沖縄県那覇市の坪単価と、フラット35利用者調査による沖縄県の1平方メートルあたり建設費をもとに算出した場合です。
地域ごとの坪単価や延床面積によって全体の費用も変動するため、あくまで目安としてとらえておいてください。
好きな場所を選べる
狭小住宅は広い土地を必要としないため、立地の選択肢が広がります。一般的に広い土地になるほど、郊外や市街地から離れた場所に売り出されやすいです。
一方で、狭小住宅向けの土地は比較的場所を選ばず、駅近や利便性の高い場所でも販売される傾向にあります。
また、予算に限りがある場合、人気のエリアに家を建てると予算オーバーになりやすいですが、狭小住宅であれば費用を抑えられます。
このように狭小住宅は、好立地に家を購入できることで通勤通学、買い物など日々の暮らしが快適になる点もメリットです。
家族との距離が近くなる
狭小住宅の限られた空間は、家族との距離が近くなるメリットにもなります。部屋数の多い大きな家は開放感があるものの、広すぎるが故に同じ部屋にいても距離が生まれやすいです。
狭小住宅は空間がまとまっているため家族との距離が自然と近くなり、どのような時間でも家庭内で共有できます。
例えば、小さなお子さんのいる家庭では、キッチンとリビングの距離が近くなることで、成長の早い子供の姿を一時も逃さず見守れるでしょう。
家族間のコミュニケーションがはずみ、素敵な家族時間のサポートをしてくれる点は狭小住宅ならではのメリットです。
沖縄の狭小住宅のデメリット3選

狭小住宅には多くのメリットがある一方で、もちろんデメリットもあります。ここでは狭小住宅を建てるうえで理解しておきたいデメリットを3つご紹介します。
- 収納スペースが不十分になる
- プライバシーの確保が難しい
- 間取りを自由に設計できない
家を建てた後に後悔してしまわないためにも、事前にデメリットを押さえておきましょう。
収納スペースが不十分になる
狭小住宅はスペースが限られるため、収納が不十分になりやすいです。特にリビングや各部屋の広さを確保しようとすると収納スペースが狭くなります。
事前に収納を考えずに家を設計してしまうと、住み始めてから物をしまっておく場所が足りないと気付き、後悔してしまいかねません。
狭小住宅では、ロフトや突っ張り棒で高さを利用したり床下収納を活用したりして収納スペースを確保するとよいです。
また、掃除道具は屋外の倉庫に収納したり、ストックは必要な日用品のみに絞ったりすると収納スペースにも困りづらくなります。
プライバシーの確保が難しい
狭小住宅では家族の距離が近くなる反面、プライバシーの確保が難しいと感じる可能性もあります。空間が限られているため、家族の声や生活音が届いてしまい、一人の時間を確保しづらくなります。
また、家と家の間にある土地の場合、隣家との距離が近くなり、隣の家の生活音が聞こえてしまうこともあるでしょう。
勉強や仕事をするための個室を設けたり、防音対策を施したりして、プライバシーが確保できる空間を設計するとよいです。
間取りを自由に設計できない
狭小住宅は、使えるスペースが限られているため、間取りを自由に設計できないケースがあります。
例えばリビングに十分な面積を確保したくても、他の部屋との兼ね合いから理想とする広さを設計できない場合があります。また、狭小住宅では階段を設計するためにはリビングを避けられないケースも多いです。
とはいえ、理想に近づけることは可能なため、実現可能な範囲のなかで希望する間取りを設計できるか、依頼する業者と打ち合わせを重ねながらじっくり相談してみましょう。
沖縄の狭小住宅における間取りの3つの工夫
狭小住宅にはデメリットもありますが、工夫を凝らせば快適な家を作り上げられます。ここでは沖縄の狭小住宅でおすすめしたい間取りの工夫を3つご紹介します。
- 廊下をなくす
- ルーバーを設置する
- 住宅を縦に展開する
狭い土地のなかで過ごしやすい家を建てるためにもぜひ参考にしてみてください。
廊下をなくす
狭小住宅では廊下をなくして、生活スペースを確保するのがおすすめです。廊下をなくした間取りの例としては以下が挙げられます。
- 玄関ホールとリビングをドアでつなぐ
- リビングを中心に各部屋への動線を作る
上記のような間取りであれば生活スペースを最大限に確保できます。また、動線が短くなるため荷物を運ぶ際や掃除の際に最短距離で移動可能です。
とはいえ、リビングと各部屋のメリハリを付けるためにどうしても廊下を設計したいと考える人もいるでしょう。
そのような場合は、廊下に棚を設けて収納スペースとして兼用し、生活空間をすっきりさせつつ、保管場所も同時に確保するのがおすすめです。
ルーバーを設置する
狭小住宅はルーバーの設置もおすすめです。ルーバーとは細長い板を鉄格子のように等間隔に並べて外壁に取り付けたもので、換気や目隠しの効果があります。
土地いっぱいに建物を建てる狭小住宅では、ルーバーを設置すると隣家や道路から家の中が見えるのを防げます。また、ベランダにルーバーを設置すれば、目隠しにもなりながら換気と採光も可能です。
狭小住宅はスペースが限られて閉塞感を感じやすいですが、ルーバーによって外観のデザイン性も高くなり、内側は開放感も感じられるためおすすめです。
住宅を縦に展開する
狭小住宅で延床面積を増やすためには、住宅を縦に展開する方法があります。3階建てにすると床面積も増えるため、リビングを広くできたり部屋数を増やせたりします。
また、1階部分を車庫にすると毎月の駐車場代金も浮かせられ経済的にも優しくなるでしょう。
ただし、延床面積は各地域で定められている容積率によって上限があります。容積率が200%の地域で15坪の土地に家を建てる場合の延べ床面積上限はおよそ約99平方メートルです。
また、3階建ての木造住宅の場合、耐震性を最高等級3で建築できる施工会社にも限りがあります。そのため、住宅を縦に展開する場合は、依頼する業者と入念な打ち合わせが必要です。
沖縄の狭小住宅に関するよくある質問

最後に沖縄の狭小住宅に関するよくある質問を2つご紹介します。
- 土地はどうやって探せばいいの?
- 狭小住宅の相談はどこに行けばいいの?
狭小住宅に関する悩みや不安のある人はぜひ参考にしてみてください。
土地はどうやって探せばいいの?
沖縄の狭小住宅を建てる土地を探す方法として、以下の4つが挙げられます。
- インターネットの不動産サイトで探す
- 不動産会社に依頼して探す
- ハウスメーカー、工務店に依頼して探す
最も手軽に取りかかれる方法はインターネットの不動産サイトです。希望するエリアや条件を絞った場合の予算目安も把握できるためおすすめです。
おおよそのエリアや条件が絞れている場合は不動産会社やハウスメーカー・工務店へ具体的な依頼をする方法もあります。
なお、土地探しに必要な期間として3ヵ月〜1年を想定しておきましょう。予算や立地、その他の条件が合わずに難航する場合もあります。
狭小住宅の相談はどこに行けばいいの?
狭小住宅の相談にはハウスメーカーや工務店がおすすめです。希望するエリアで狭小住宅の建築が可能かどうかや、具体的な予算や間取りまで相談可能です。
依頼先の選び方がわからない場合は、インターネットの紹介サイトを利用したり、住宅を建てた経験のある友人にハウスメーカー・工務店を紹介してもらう方法もおすすめです。
沖縄で狭小住宅を検討している方はクレバリーホームがおすすめです。クレバリーホームは限られた土地を最大限活用した狭小住宅の建築実績が豊富ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ|沖縄で狭小住宅を建てるならクレバリーホームがおすすめ
本記事では沖縄の狭小住宅のメリットやデメリット、予算、おすすめの間取りなどを解説してきました。
狭小住宅は狭さや間取りの自由度の低さなど、ネガティブなイメージを持っている方も多いでしょう。しかし、土地を最大限活かした設計や間取りの工夫を凝らせば、予算を抑えながら住みやすい快適な住宅を建てられます。
ぜひ今回の記事を快適な住まいづくりの参考にしてみてください。
クレバリーホームでは沖縄特有の風土を活かした快適な住まいづくりをご提供しています。限られた土地を余すことなく活用した住宅の建築実績も豊富ですので、狭小住宅を検討している方はぜひお気軽にご相談ください。