Column 家づくりコラム
沖縄の家の基礎の高さは何cmが安心?冠水・湿気・シロアリに備える「立ち上がり43cm」の理由
沖縄の家の基礎の高さは何cmが安心?冠水・湿気・シロアリに備える「立ち上がり43cm」の理由
2026.10.20
「スコールや台風の大雨で、敷地や床下に水が入らないか心配」
「基礎の高さは会社によって違うと聞いたけれど、何cmあれば安心なの?」
沖縄で土地が決まり、配置計画や外構の打ち合わせに入っている方の中には、上記のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。基礎の高さは、床下の湿気やシロアリ被害、大雨時の浸水リスクに関わる大切な仕様です。一方で、高くすれば玄関や駐車場との段差が大きくなるなど、外構計画にも影響します。
本記事では、住宅の基礎の高さの基準と、高くするメリット・注意点、ベタ基礎と布基礎の違い、低地や造成地で確認したいハザードマップの見方を解説します。記事の後半では、建築基準法の基準を上回る立ち上がり43cmのベタ基礎を採用する、クレバリーホーム沖縄の基礎とシロアリ対策もご紹介します。
沖縄の気候に強い家づくりを内地から検討している方は、オンライン相談にも対応している「クレバリーホーム」へお気軽にご相談ください。
住宅の基礎の高さの基準
まずは、基礎の高さに関する主な基準を確認しておきましょう。
基礎の「立ち上がり」とは
基礎は、地面より下に埋まっている部分と、地面から上に出ている「立ち上がり」で構成されています。一般に「基礎の高さ」という場合は、地面から基礎の上端までの立ち上がりの高さを指します。この上に土台や床が載るため、実際の床の高さは基礎の高さよりもさらに高くなります。
法律や制度で定められた基準
| 基準 | 基礎の高さの目安 |
| 建築基準法(告示) | 地面から30cm以上(立ち上がり部分) |
| フラット35の技術基準 | 地面から40cm以上 |
| 住宅性能表示制度の劣化対策等級3(長期優良住宅の基準) | 地面から40cm以上 |
| クレバリーホームの基礎 | 43cm |
※基準の詳細は、建物の仕様や制度の改正によって異なる場合があります。
建築基準法で定められた30cmはあくまで最低限の基準です。住宅を長持ちさせる観点では、40cm以上を一つの目安と考えておくとよいでしょう。
基礎を高くする3つのメリット
基礎を高くすると、沖縄の家づくりで次のようなメリットがあります。
①床下の通気がよくなり、湿気がこもりにくい
基礎が高いと床下の空間が広くなり、空気が流れやすくなります。高温多湿の沖縄では、床下に湿気がこもると土台や床材の腐朽、カビの原因になります。床下の通気を確保することは、木造住宅を長持ちさせるための基本です。
②床下の点検がしやすく、シロアリ被害を早期発見できる
床下の空間に十分な高さがあると、点検の際に人が入りやすくなります。沖縄にはヤマトシロアリに加え、被害の大きいイエシロアリも生息しています。定期点検で床下の状態を確認しやすいことは、被害の早期発見と対策につながります。
③大雨時の床下・床上浸水のリスクを減らせる
スコールや台風による大雨で敷地に水が溜まった場合でも、基礎が高ければ床下や室内に水が入りにくくなります。ただし、基礎の高さだけで浸水を完全に防げるわけではありません。浸水が想定される土地では、敷地のかさ上げや排水計画とあわせて検討することが大切です。
関連記事:シロアリ対策に床下換気は効果的?仕組みと沖縄の住まいで湿気を溜めない家づくりを解説
基礎を高くするときの注意点
基礎を高くすることにはメリットが多い一方で、外構や暮らしやすさへの影響もあります。
玄関や駐車場との段差が大きくなる
基礎が高くなると、そのぶん玄関や勝手口と地面との段差が大きくなります。玄関ポーチの階段を増やす、スロープを設けるなどの対策が必要になり、外構費用が増えることがあります。
将来のバリアフリーも考えておく
高齢になったときや、車いす・ベビーカーを使うことを考えると、段差の少ない出入りがしやすい計画が理想です。玄関までのアプローチを緩やかなスロープにする、手すりを設けるなど、将来の暮らしも見据えて外構を計画しましょう。
建物の高さ制限に注意
基礎を高くすると、建物全体の高さも上がります。土地によっては高さ制限や斜線制限があるため、とくに3階建てを計画する場合は設計段階で確認が必要です。
関連記事:沖縄の外構費用はいくら?駐車場・フェンス・門まわりの相場と台風対策を解説
ベタ基礎と布基礎の違い
基礎には、主に「ベタ基礎」と「布基礎」の2種類があります。
| 比較項目 | ベタ基礎 | 布基礎 |
| 構造 | 床下全面を鉄筋コンクリートで覆う | 壁の下に沿って帯状に基礎を設ける |
| 地面の露出 | 露出しない | 床下に地面が露出する(防湿コンクリートを打つ場合もある) |
| 湿気への強さ | 地面からの湿気が上がりにくい | 防湿対策が別途必要 |
| シロアリへの強さ | 地面から侵入しにくい | 地面から侵入されやすい |
| 荷重の分散 | 建物の重さを面で支え、不同沈下に強い | 線で支えるため、地盤の影響を受けやすい |
| コスト | やや高め | 抑えやすい |
シロアリや湿気の多い沖縄では、地面からの湿気やシロアリの侵入を防ぎやすいベタ基礎が適しているといえます。
低地や造成地で確認したいハザードマップの見方
基礎の高さを検討する前に、土地そのものの浸水リスクを把握しておくことが大切です。
浸水想定区域と浸水深を確認する
市町村が公開している洪水・内水・高潮のハザードマップで、建築予定地が浸水想定区域に入っているか、想定される浸水の深さはどのくらいかを確認しましょう。浸水深が50cm未満の区域であれば、基礎の高さや敷地のかさ上げで床上浸水のリスクを下げやすくなります。
周辺より低い土地・造成地は要注意
周辺の道路や隣地より低い土地は、大雨のときに水が集まりやすくなります。また、田畑や谷を埋め立てた造成地は、地盤が軟弱な場合もあります。古い地形図や航空写真で、その土地が以前どのように使われていたかを確認しておくと安心です。
現地で確認したいポイント
- 前面道路や隣地との高低差
- 敷地内や周辺の側溝・排水の状況
- 大雨の後に水たまりができていないか
- 近くに川や水路がないか
関連記事:沖縄の地盤改良は費用いくら?地盤調査の流れと工法別の目安・費用を抑えるコツ
立ち上がり43cmのベタ基礎を採用するクレバリーホーム沖縄
クレバリーホーム沖縄では、湿気とシロアリの多い沖縄の気候に合わせて、基礎から住まいを守る仕様を採用しています。
建築基準法の基準を上回る43cmの立ち上がり
クレバリーホームの基礎は、床下全面を鉄筋コンクリートで覆うベタ基礎です。建築基準法ではベタ基礎の立ち上がりを地面から30cm以上と定めていますが、クレバリーホームでは43cmを確保しています。床下の通気や点検がしやすく、湿気やシロアリに強い基礎です。
外壁総タイルで雨漏りを防ぎ、構造をシロアリから守る
屋根や外壁から雨漏りが起こり、柱や梁が濡れると、湿気を好むシロアリが集まりやすくなります。クレバリーホームの家は、水をほとんど浸透させない磁器質タイルを外壁全面に張る外壁総タイルで、雨漏りに強く、建物の構造を健やかに保ちます。
AQ材と防蟻シートで「下からも上からも」寄せ付けない
構造材には、乾式加圧注入方式で防腐・防蟻処理を施した「AQ材」を使用しています。薬剤を木材の内部まで浸透させることで、長期間にわたり安定した防腐・防蟻効果を発揮します。さらに、殺虫剤に比べて持続効果の長い防蟻シートを組み合わせ、ベタ基礎・外壁総タイルとあわせて、シロアリが来ない家・寄せ付けない家を目指しています。
シロアリ初期保証30年と10年ごとの点検
こうした対策により、クレバリーホームではシロアリ初期保証30年を実現しています。30年目以降は有償メンテナンスを行うことで、最長60年まで保証を延長できます。また、10年ごとに点検を行い、シロアリ被害から住まいを守ります。
※損保会社による保証です。30年保証付き木造戸建て専用住宅が対象となります。保証の対象となるシロアリはヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。
構造見学会で基礎を実際に確認できる
クレバリーホーム泡瀬店・那覇店では、建築中の住宅を公開する構造見学会を開催しています。2026年には西原町や那覇市の現場で開催し、完成後は見えなくなる基礎や構造躯体を公開しました。43cmの基礎の高さを、実際の現場で確かめることができます。
関連記事:シロアリ保証は何年が安心?沖縄の家づくりで確認したい保証範囲・点検頻度・免責条件を解説
沖縄の家の基礎の高さでよくある質問
沖縄の家の基礎について、よく寄せられる質問をまとめました。
基礎は高ければ高いほどよいのですか?
基礎が高いほど床下の通気や点検のしやすさ、浸水への備えは向上しますが、玄関の段差や外構費用、建物の高さ制限への影響も大きくなります。土地の条件や暮らし方に合わせて、バランスのよい高さを選ぶことが大切です。
基礎の高さはあとから変更できますか?
基礎は建物の構造の一部のため、完成後に高さを変えることはできません。設計段階で、土地の浸水リスクや外構計画とあわせて検討しておきましょう。
浸水が心配な土地でも家は建てられますか?
浸水の想定がある土地でも、敷地のかさ上げや基礎の高さ、電気設備の配置などを工夫することで、リスクを抑えた家づくりは可能です。ただし、想定される浸水深が大きい土地は、土地選びの段階から慎重に検討することをおすすめします。
沖縄で基礎から安心できる家を建てるならクレバリーホームへ
基礎の高さは、建築基準法では30cm以上と定められていますが、湿気やシロアリの多い沖縄では、40cm以上を一つの目安として考えておくと安心です。基礎を高くすると、床下の通気や点検のしやすさ、浸水への備えが向上する一方、外構や段差への影響もあるため、土地の条件とあわせて検討することが大切です。
クレバリーホーム沖縄では、立ち上がり43cmのベタ基礎とAQ材、外壁総タイルを組み合わせ、シロアリ初期保証30年と10年ごとの点検で住まいを守ります。泡瀬店(沖縄市)・那覇店(那覇市)の2拠点に加え、オンライン相談にも対応していますので、内地にお住まいの方もお気軽にご相談ください。
家づくりの具体的なイメージを膨らませたい方は、資料請求・モデルハウス見学・オンライン相談をご活用ください。
